2015年1月号(2014年12月25日発行:第179号)
皆さまこんにちは。
一年もあっという間に過ぎ、今年も残すところあと少しとなりました。
皆さまにとって今年はどんな一年でしたか?
寒さの厳しい日も続いています。
何かと慌ただしい時期ではございますが、体調やお怪我に十分注意して、新たな年をお迎えください。
2014年IBSダイジェスト
●1月…賀詞交歓会。
●2月…本社社員、アルバイト、パート従業員参加の
3ヵ年計画発表会。
●3月…内定者懇親会。
●4月…新卒2期生となる社員7名入社。3ヵ年計画に向けた新体制始動。
●5月…新入社員歓迎BBQ。
●6月…ビルメン新製品発表会@こころみの会。
●7月…一泊二日での新入社員@伊豆。優良従業員の表彰式。
●8月…ビアガーデン@IBS事務所。
●9月…有馬小でのお掃除教室。内定者懇親会。新技術獲得に向けた海外視察。
●10月…H27年度入社内定式。モノレール祭りへの参加。海岸清掃参加。
●11月…柿生小・西生田小でのお掃除教室。
●12月…社内もちつき。
ウイルス対策
この時期、インフルエンザやウイルス性の風邪が流行します。
風邪の8〜9割がウイルス、残りが細菌による感染です。
ウイルス・風邪対策をまとめましたので、改めて確認してみて下さい。
●感染ルート●
ウイルスの感染ルートは、「飛沫感染」と「接触感染」の二つがあります。
飛沫感染とは、ウイルス感染者の咳やくしゃみ等に含まれるウイルスを、鼻や口から吸い込むことによる感染です。
『ゴホン10万、ハクション100万』という言葉がありますが、1回の咳で10万個、1回のくしゃみで100万個のウイルスがばら撒かれます。
このウイルスは乾燥した場所では約30分間も空気中を漂います。
接触感染とは、電車のつり革やドアノブ、手すり等に付着したウイルスが、
家に帰った時だけでなく、職場や食事前など、できるだけこまめに手洗いをする習慣をつけてください。手を介して口や鼻などの粘膜に入ることによる感染です。これを防ぐためには、手洗い、うがいが不可欠です。
●適正な室温・湿度●
湿度が40%以下になると、ウイルスの水分が蒸発して軽くなるため落下速度が緩やかになり、ウイルスが空気中を漂う時間が長くなってしまいます。
また空気が乾燥すると喉の粘膜の防衛機能が低下してしまいます。
乾燥防止のために、加湿器や濡れタオル等を使って湿度を50〜60%に保つようにしてください。
また身体を冷やすと免疫力が低下することから、室温は18〜20℃の適温に設定します。
●しっかり栄養と睡眠を●
年末で公私ともに多忙になると、栄養バランスが偏りがちになります。
不足しがちなのは食物繊維の多い食品やビタミン類。ウイルスと戦うための免疫物質の素になるのは、たんぱく質や鉄、亜鉛、銅などのミネラル類です。
風邪と言えばお粥、というイメージを持つ方も多いかと思いますが、食欲があるのであれば色々な栄養素を摂るように心がけてください。
また睡眠の質が低下すると、ウイルスと戦うための免疫が低下していきます。
十分な量の睡眠を取ることで、身体の免疫能力を高めることができます。
年末大掃除イロイロ
年末と言えば大掃除。
IBS本社でも毎年年末になると、各グループで担当箇所を決めて、社内や作業車の一斉清掃を行います。
会社や学校だけでなく、一家総出で家中をきれいにするのが毎年の恒例行事、というご家庭も多いのではないでしょうか。
今回はそんな「年末大掃除」について取り上げます。
~原型となったのは“すす払い”~
そもそもなぜ年末に大掃除を行うようになったのでしょうか。
それには、日本古来の神事と繋がりがあります。
毎年お正月には門松や鏡餅、正月飾りなどでその年の歳神(トシガミ)様を家に迎える習慣があります。
そうした神様を迎える準備の一つとして、家の内外に溜まった1年分の汚れを払って清めるのが「すす払い」です。
以前に社内報の別コーナーでも取り上げましたが、10世紀には宮中で年末に一年分のすすを払うすす払いが習慣化し、宮中の設営と掃除をつかさどる部署が設けられていました。
元々は神社仏閣等の神事としての意味合いが強かったのですが、現在では一般家庭にもすっかり定着しています。
「掃除(または掃治)」という言葉が使われるようなったのもこの頃からです。
12月に入ると各地のお寺や神社で、大掛かりなすす払いを行う様子をニュース等で見かけた方も多いのではないでしょうか。
~法律として定められたことも~
一般的な習慣となっている大掃除ですが、実は過去に法律として定められていた時期があります。
明治33年、度重なる伝染病の流行を背景にして、掃除に関する初めての法律「汚物掃除法」が制定されました。
この法律を引き継いで、昭和29年に制定されたのが「清掃法」です。
この法律に罰則はありませんでしたが、『建物の占有者は、毎年1回、市町村長の定める計画に従って、大掃除を行わなければならない』という記述があります。
集落ごとに大掃除検査の日が定められ、役場職員が各家庭を回って検査をし、合格した家には「大掃除検査済之証」を貼って回りました。
昭和45年には清掃法が全面改正された「廃棄物処理法」が制定され、年1回は必ず大掃除という法律はなくなりました。
現在では以前と比べて企業や一般家庭も衛生に気を付けるようになり、法律としての年末大掃除の決まりはなくなりました。
~大掃除のコツ~
実際に大掃除を行うには、いくつかのコツがあります。
まず掃除を行う順番について。
普段自然と身についている方も多いと思いますが、基本は上から下、奥から手前へ、という順番で行います。
まずは棚の上や照明器具を掃除して埃を落とし、最後に床面を掃除機や雑巾できれいにします。
また玄関から見て一番奥、扉から一番奥というように、汚れを最終的に玄関から掃き出していくイメージで、奥から手前へと順にきれいにしていきます。
モチベーションを保つために、狭い場所から始めるのもコツ。
トイレやお風呂場など狭い空間を順に片付けることで、達成感を得ながら進めることができます。
また大掃除の際は、できるだけ午前中に始めましょう。
一日の時間は限られる上に、この時期は日が暮れるのも早いため、午後から始めると中途半端に終わってしまいがちです。
また掃除をした後は十分風通しをして乾燥させないと、カビの原因となってしまいます。
まとめ
最近では、年末の寒い時期を避けて暖かくなってから大掃除を行う家庭も増えてきているようです。
しかし「なぜ年末に大掃除をするのか?」と考えると、見えないものを大切にする日本人らしい心が隠されています。
普段手の届かない換気扇や照明器具、靴箱や棚の隅、窓ガラスやサッシ等々…。
周りを見回してみると、埃や汚れの溜まっている場所があるかと思います。
皆さまのご家庭でもぜひ1年分の汚れをきれいにして、新たな年をすっきりした気持ちで迎えられてはいかがでしょうか。
(高い所や慣れない場所を掃除する時は、お怪我をしないよう気を付けて、無理のない範囲で行ってくださいね)