IBS通信(タイトルが入ります)

2014年7月号(2014年6月25日発行:第173号)

お掃除 基本のキ! ③ 〜洗剤の種類編〜

2014年7月号(2014年6月25日発行:第173号) 

先月号では、洗剤の4要素についてお伝えしました。
今月はその要素に関わってくる洗剤の種類について、分類ごとに確認していきます。

----------------------------------------------------------------

① 強アルカリ洗剤ハイター(漂白剤)アルカリ性
・アルカリ洗剤…レンジフードの頑固な汚れを取る
カビとり剤

・漂白剤…カビの除去、まな板漂白、除菌、消臭
ノロウイルスの殺菌にも効果あり
※ハイターなど塩素系漂白剤は酸性洗剤と混ぜると危険!

----------------------------------------------------------------------------------------------------------

② 弱アルカリ洗剤
【日常作業用、住居用洗剤】
安全性が高く、中性洗剤よりも洗浄力が高い

----------------------------------------------------------------------------------------------------------

ナバック 中性③ 中性洗剤
【日常トイレ用、台所用洗剤】
時間が経過した汚れには洗浄力がない金属・塗装面・石材・プラスチック類・ゴム類・陶磁器など、ほとんどの素材に使用できる

----------------------------------------------------------------------------------------------------------

④ 酸性洗剤 【定期用トイレ用洗剤】
※塩素系漂白剤と混ぜると危険!
即効性がないため、時間を置いて洗浄する タイルの目地・大理石・コンクリートには使用してはいけない


危険性のあるものは特に注意し、用途に応じて使い分けて頂ければと思います。

お掃除 基本のキ! ④ 〜カーペット編〜

2014年7月号(2014年6月25日発行:第173号) 

清掃をする上で建材を知るというのは、とても大切なことです。
今回はカーペットについて取り上げます。

●カーペットの特徴
よくオフィスなどの床に敷いてある床材として、タイルカーペットがあります。
タイルカーペットはハードフロアと異なり、汚れが目立たないという利点がある一方で、逆に汚れをたくさん溜め込んでしまうという欠点があります。
汚れを溜め込んでいるかどうかは、見た目では分からないことも多いです。
しかし、カーペットの表面に出ている繊維束『パイル』の中には、土砂・綿ホコリ・髪の毛・食べこぼしのクズ・飲み物のシミ・ダニなど、様々な汚れが潜んでいます。
パイルの中には1平米辺り3キログラムもの土砂が入ることから、別名ダートポケットとも呼ばれています。

これらの汚れやゴミ類は経過時間とともに内部で変質していくので、そのままにしておくと結果的にカーペットを痛めてしまうことになります。
それを防ぐためには、日常のメンテナンスとして、バキューム(掃除機)や表面についた汚れやシミ落とし作業をすることが必要不可欠です。
タイルカーペットの断面図

●バキューミングの大切さ
カーペットの汚れは、水分・油分・樹脂類などの湿った汚れはわずか19%に過ぎず、残りの約80%以上は土砂などの乾いた汚れで構成されています。
そのため、バキュームでこまめに除去しないと、人の歩行や時間とともにパイルの中に汚れやゴミ類が蓄積されてしまいます。
また、パイルの中に残った土砂と繊維が擦れ合うとパイルが摩耗し、表面が黒ずんでしまったり、カーペットの寿命を縮めてしまったりします。
そうならないためには、日常的にバキュームで吸引することが必要です。
カーペットの汚れの80%はバキューミングで除去できます。
これがメンテナンスの第一歩であり、カーペットの管理で一番大切な作業です。

床材の特性を知り、それに合わせた清掃方法を取ることで、効率よく、そしてより“きれい”にすることができます。

こころみの会〜ビルメン新製品発表会〜

6月19日、NPO法人クリーンによる「こころみの会」主催、ビルメン新製品発表会に参加させて頂きました。
紹介されていた商品の中で、興味深かったものをいくつか紹介したいと思います。

●コードレスマシン≪ペンギンワックス㈱≫
ポリッシャー、ウェットバキューム、送風機が全てコードレスに!
従来のコードレス商品よりも長時間連続稼働可能になりました。
この3つの機材はすべて同じバッテリーで動かすことができます。

●防カビ抗菌コート≪横浜油脂化学工業㈱≫
建物に存在する60種のカビを含む2000種のカビに効果あり!
菌を殺すのではなく仮死状態にするため、耐性菌ができにくいという特長があります。

●虫を寄せつけないワックス≪㈲ニッセイ≫
地面を這う虫全般に効果があるワックスです。
虫が嫌う、コパイバオイルというエキスが入っており、効果は3〜4ヶ月間発揮されるそうです。
実際にゴキブリ50匹を用いて実験をしていましたが、このワックスを塗った方にはゴキブリが全く近づいていませんでした!

記載させて頂いたのは一部ですが、この他にもたくさんの新しい機材が紹介されていました。
興味深い機材を拝見することができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。

本社活動報告 〜新入社員編〜

先月号に引き続き、今回は入社3ヶ月目を迎えた新入社員から、新人研修の様子をお届けします。

日常業務管理部の研修では、主に日常清掃の現場巡回をしています。
現場で行うことは大きく分けて2つあります。
1つ目は、汚れをチェックすることです。どこにどのような種類の汚れがたまりやすいのかを把握し、その改善方法を考えます。
2つ目は、日勤さんのお話を伺うことです。
実際にお会いしたことがある方もいらっしゃるかと思います。
汚れが落ちにくいなど、仕事上の様々なお悩みを伺うことで、少しでも働きやすい環境をつくることができるよう、努めています。

現場ごとに清掃のやり方も様々、汚れの種類も様々です。
どうしたら多くの汚れをキレイにすることができるか、考える日々を送っています。
大変なこともたくさんありますが、現場に出向き日勤さんとお話をすることで、とても元気を頂いています。

まだまだ未熟ではありますが、これからも全力で頑張って参りますので、どうぞよろしくお願い致します。

新入社員は、社内だけでなく社外での研修もあります。
月に一度、人材育成のバックアップをして頂いているF社を訪問して、様々なことを教わっています。
4月から6月までは、ビジネスマナーの基本を学びました。

挨拶、言葉遣いや身だしなみ、名刺交換の方法など社会人としての基礎に始まり、最近では「どうやって仕事の生産性を上げられるか」といった専門的な研修になってきました。
F社での研修はほとんどがグループワークで、他の人の意見を聞きながら話をまとめて発表したり、課題を解決したりします。
これは、研修で教わった「チームで成果を出す」ため(目的・方向性の共有、役割分担の明確化、リーダーシップの発揮、オープンな話し合い、協働達成意識)の直接の練習にもなっています。
また、意見交換によって仲間の新たな一面も知ることも出来、毎回新たな発見があります。

事業部毎に仕事内容は異なりますが、どこにでも活かせる知識・コミュニケーション能力を磨いて日々の業務に活かし、本配属決定に備えていきたいと思います。

社内メッセージの受付について

社内報への感想、現場で嬉しかったことや工夫していること、また身の回りで起きたことのご報告など、皆さまからのお便りをお待ちしております。
メッセージに「社内報へのメッセージ」とお書き添えの上、次回の出勤簿と一緒にお送りいただくか、FAXまたはメールにてお送りください。
紙面のスペース上、一部内容の省略、または掲載月が遅れる場合がありますのでご了承ください。

  • パソコンから
  • 044-742-8315
  • 044-742-8316