IBS通信(タイトルが入ります)

2018年7月号(2018年6月25日発行:第221号)

皆さまこんにちは。6月6日に関東地方でも梅雨入りが発表され、時折梅雨の晴れ間はあるものの雨の日が続きますね。この時期なぜか憂鬱な気分になる方も多いと思いますが、太陽光の不足や低気圧をきっかけに体内物質が乱れてしまい、体調不良や精神的な落ち込みを招くことがあります。それを防ぐためには、朝起きてすぐカーテンを開けて光を浴びたり、ヨーグルトや納豆、小松菜や緑茶など、体内物質を整える食事をバランスよく摂ったりすることが有効です。その他にも傘や長靴など新しい雨具を揃えたり、腹式呼吸をしたりするのもおすすめです。雨が上がった時は思いっきり外で体を動かして、憂鬱な気分を少しでも吹き飛ばしましょう。

【日勤者・安全講習会レポート】

2018年7月号(2018年6月25日発行:第221号) 

6月13日(水)、川崎・横浜・東京エリアの日勤の方々を対象に、川崎にあるアイビーエス本社にて安全講習会を行いました。この日はできるだけ多くの方にご参加して頂けるよう時間帯を二回に分け、第一回目の14時からの部には25名、第二回目の16時からの部には5名の方に参加して頂きました。
冒頭、普段は顔を合わせることが難しい矢野社長からご挨拶を頂きました。講習の始めに、実際に起こったトラブルの再発防止のため、鍵の紛失や行き帰りの交通事故等について情報共有を行いました。そして品質管理部の社員が順番にほうきやモップ、掃除機などの実物を用い、適切な使い方や効果的な清掃方法を実演。その他にも参加者同士の自己紹介を行い、質問タイムを設けて皆さまの疑問解消に努めました。
現場に直行直帰をする日勤の方々の中には、“会社との繋がりをあまり感じない”と思っている方もいらっしゃるかもしれません。しかし実際には、顔を合わせることこそないものの、本社スタッフを中心により良い技術、より良い職場環境を目指し、部署の垣根を越えてたくさんのメンバーが関わっています。今回の講習会では、電話でしか話したことのなかった本社スタッフと初めて顔を合わせたという方も多く、お互いに顔を見て話せたことでより一層距離を縮めることができたのではないかと思います。
品質管理部としては今回が初めての講習会だったため、会場までのご案内や進行で至らない点もあったかと思います。今回の講習会は本社の近くで勤務されている方が対象でしたが、今後は千葉方面などでも開催を予定しており、定期的にこのような場を設けたいと考えています。ご意見ご感想がありましたら、ぜひ本社スタッフまでお伝えください。次回は9月の開催を予定していますので、対象となる方はぜひご参加をお願いします。

【役立つ!コミュニケーション術 第2回】

2018年7月号(2018年6月25日発行:第221号) 

前回は、言葉そのものではなく非言語コミュニケーションが非常に重要であるという「メラビアンの法則」をご紹介しました。今回は人に何かをされたら何か返さないといけないと思ってしまう心理、『返報性の原理』についてお伝えします。

●返報性の原理とは●
誰かに親切にしてもらった時に何かお返しをしたいと思ったり、文句を言われて自分も文句を言い返したくなったりすることはありませんか? 人は誰かから何かを与えられた時、相手に何かお返しをしなければいけないと考えます。これを『返報性の原理』といい、人が本来持っている心理作用の一つです。

これはプラスのことをされた時、マイナスなことをされた時も同じように作用します。返報性のルールにはいくつかの種類があります。

◆好意の返報性…好意を向けられると、こちらも好意を返そうと思う
◆敵意の返報性…敵意を向けられると、こちらも敵意を向けたくなる
◆譲歩の返報性…相手が譲歩してくれると、こちらも譲歩しなくてはと思う
◆自己開示の返報性…相手が自分のことを話してくれると、自分も何か話さなければと思う

スーパーで試食を勧められた時に『試食させてもらったから買わないと悪いかな』と感じたり、知り合いに文句を言われた時『そう言うあなただって!』と言い返したくなったりするのは、この返報性の原理が働いているからです。返報性の原理という言葉を知らなくても、普段の生活で私たちは無意識にこういった反応をしています。
そしてこの原理の面白い所は、相手のことが好きか嫌いかに関わらず『何かしてもらった・借りがある』と感じた場合は、『何か返さなければ』という義務感を覚えてしまうことです。好きな人にプレゼントを貰えば何かお返しをしたいと思うのはもちろんですが、苦手な人から同様にプレゼントを貰っても『何かお礼をしないと』と思ってしまうのです。

●先手必勝の好意●
お互いに与え合う、という意味でギブアンドテイク、という言葉がありますね。返報性の原理から考えると、好意的な反応がほしいのであれば、まずはギブ、つまり自分から相手に価値を与えることが重要です。笑顔で話しかけられれば笑顔で返したくなりますし、険しい顔で話しかけられれば身構えた態度で返してしまうもの。人間関係をより良くしようとするならば、『好意を先に向ける』ことが非常に効果的だと言えます。
そしてここで注意が必要なのは、相手からのテイク、つまり“見返り”を要求しないことです。見返りとセットになった親切は、相手に好意と受け取られないどころか、却って不信感や警戒心を抱かせてしまうことになります。この原理を意識して人に好意や親切を向ける時は、少なくとも短期的な見返りを求めてはいけません。何ヵ月、何年といった中長期的、または本人ではなくそれを見ていた第三者や相手の口コミなど巡り巡って思わぬ所から返ってくる、くらいのゆったりとした気持ちで構えるといいでしょう。『情けは人の為ならず』という諺は、昔の日本人もこの返報性の原理を知っていたからこそ生まれたと言えます。

●まとめ●
いかがでしたでしょうか。笑顔の人の周りには、自然と笑顔が増えます。親切にしてくれた人に対しては、相応の恩を返したいと思うもの。まずは自分から人にプラスの価値を与えられるようになることで、自分からたくさんの笑顔を繋げていけると良いですね。

【5S】

2018年7月号(2018年6月25日発行:第221号) 

皆さまは『5S』と聞いてすぐに5つの単語を思い浮かべることができますか? 5Sとは整理・整頓・清掃・清潔・躾の頭文字をとったもので、日本で生まれた考え方です。これは単に『身の回りをキレイにしましょう』ということではなく、職場環境の改善、業績UPにも繋がる重要な指針なのです。

≪5Sとは≫
5Sは、職場管理上、徹底されるべき5つの事柄のことです。企業や組織によって多少意味合いを付け足すこともありますが、基本的な定義は次のようになります。



1S 整理 必要なものと不要なものを明確に区別し、不要なものを捨てる
2S 整頓 1S後、必要なものを必要な時に、誰でも使えるように配置する
3S 清掃 2Sされた職場をキレイに維持し、いつでも使えるようにする
4S 清潔 3Sを維持し、職場を清潔に保つ
5S 躾  4Sのためのルールを守り、自主的にルールや手順を守る習慣をつける

≪5Sの効果≫
この5Sの徹底で最も期待できる効果は“ムダを無くすこと”です。例えばハサミや書類、ペンや布巾など、よく使うものが定位置にないことはありませんか? この探し物を見つけるのに30秒掛ったとします。短い時間のように思いますが、1時間に3回探せば90秒、8時間勤務とすると毎日12分、それが週5日で1時間、そして1ヵ月の勤務になると4時間以上のロスになります。また普段から乱雑に物を扱っていたり手入れを怠っていたりすると、いざという時に「使えない!」となってしまうこともありますよね。
物理的に道具や建物など職場環境を整えると、同時に“思考”も整理されます。集中して仕事に当たっている時に、『あれ?どこに行ったかな?』『壊れてる、直さないと』等、余計な思考が挟まることで集中力が切れてしまいます。使いたいモノが常にあるべき場所にあるべき姿であることで、思考が途切れることなく最大限のパフォーマンスを発揮することができます。

≪まとめ≫
重要なのは、この5Sは“徹底されるべき”であることです。5Sを徹底的に行おうとすると、時間やコストが掛かります。しかし、それを補って余りある程の効果があるため、一流と言われる大手企業の中にも5Sに取り組んでいる会社は少なくありません。皆さまの働いている環境を一度見回してみてください。余計なもの、無駄なものがありませんか? つい適当な場所に置きっぱなしにしていませんか? 一度片付けても気付くとぐちゃぐちゃになっていませんか? まず5Sのスタート地点である整理から行い、整頓、清掃、清潔、をぜひ習慣化しましょう。

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