IBS通信(タイトルが入ります)

2017年6月号(2017年5月24日発行:第208号)

皆さまこんにちは!初夏の風が清々しくなってきましたね。小学校では運動会の季節となりました。アイビーエスの会社の目の前には、川崎市立の小学校があります。運動会といえば、赤組と白組に分かれて行いますよね。なぜ赤と白に分かれて戦うのか、皆さんはご存知ですか。実は、古代日本の最末期に源氏と平家の間で繰り広げられた源平合戦に由来しているそうです。源氏と平家がそれぞれ赤旗と白旗を使用していたため、その名残として運動会では赤組・白組として帽子でもあらわされています。今では、赤・白以外にも青もあるそうです。チームで対抗して戦いますが、ケガには気を付けて、精一杯体を動かして楽しんでもらいたいものですね。

業務連絡

①作業着の半袖支給について
日中は汗ばむ気温になる日も増えてきましたね。秋冬からの雇用でまだ半袖をお持ちでない方がいらっしゃいましたら、IBS本社までご連絡ください。現場によっては男女別ではなくフリーサイズの作業着もありますので、ご連絡の際は普段着ている洋服のサイズを合わせて教えてください。

②休みの連絡は必ず電話で直接お話を
休みの連絡方法についてのお願いがあります。休みの連絡は出勤簿に記載ではなく必ず電話で、本社スタッフに直接伝えるようにしてください。出勤簿に書き添えるなどの方法では、確認が遅れて対応が間に合わなくなる可能性があります。実際に出勤簿に休みの連絡が記載されており、確認が漏れてしまいお客様にご迷惑をかけてしまう事態が発生してしまいました。このようにこれまで皆さまが重ねてきましたお客さまからの信頼を一度に失ってしまいます。冠婚葬祭や通院など休まなければならない日がある場合もあるかと思います。お手数ですが、日付が分かった時点ですぐに本社に電話連絡をお願いします。

③ 資機材の自費購入は必ず事前連絡を
以前にもお知らせしましたが、資機材の自費購入について再度お願いです。基本的に必要な資機材は本社から発注して納品という流れですが、緊急の場合、稀に現場の方へ資材の購入をお願いすることがあります。ただし現地購入する必要がある際は事後承諾ではなく、必ず本社の了承を取ってからの購入にしてください。未承認での立て替え購入では支払いが困難になる場合がありますので、必ず事前確認をお願い致します。また購入の際は領収書を忘れないように受け取って、月を跨がないように本社へご送付下さい。本社からの納品も可能な限り早めの対応を致しますので、ご協力の程よろしくお願い申し上げます。

【お掃除基本のキ!番外編~カビ(前編)】

2017年6月号(2017年5月24日発行:第208号) 

掃除の際、「この汚れ、もしかしてカビ?」と思った経験のある人は多いのではないでしょうか。タイルなどにこびりついて掃除に時間がかかる厄介なカビですが、実は、水分なしでは生きられません。よって、どんなに掃除を怠っていても湿っていなければカビは生えないのです。そのため、リビングなどでカビを見かける機会は少ないですが、その一方で浴室などの水回りは基本的に水を使うため、どんなに掃除を心掛けてもカビ汚染と常に背中合わせの状態になっています。今回は、住宅で見かけるカビについて詳しくお伝えします。

カビの生える3条件
カビが生える条件として、水分、栄養、温度の3つが挙げられます。パンやモチなどの食品に生えるカビにとって特に重要なのが栄養源です。しかし住環境のカビは栄養源がほとんどないところにも発生します。温度条件については、私たちの身の回りに生えるカビのほとんどは10℃程度で発生し、25℃程度で最も成長が良いと考えられています。例えば、頻繁に出し入れする冷蔵庫の中は10℃近くになるので、成長は遅いですが多くのカビが生えられる環境です。また、じめじめした季節にカビが多いと感じることがあると思いますが、実は冬にもカビは生えます。それは日本ではどのような地域の住宅でも室温が一年中10℃を超えるためと言われています。暖房を使わず室温を低く保っていたとしても、厄介なカビは冬でも生育を抑えることはできないのです。

カビ除去の3要素
住宅のカビ汚染の予防策として最も有効なのは乾燥です。しかし、浴室などの本質的に乾燥させられない環境で、カビをできる限り繁殖させないように維持するためには繰り返しのカビ取り掃除が重要となります。
カビ除去には3つの要素があります。
①カビに由来する汚れの除去
・黒い菌糸などを持つカビを除去することであり、物理的な力を加えないと除きにくいものが多い。
そのため拭き掃除が有効。
②胞子の除去が中心である場合で、掃除機での吸引除去が有効。
③前2つの除去では不十分なため、ダメ押しに殺菌を行う
・室内のカビ被害を見つけた際の対応策は、掃除と殺菌を行う必要があるのです。


【掃除の効果】
拭き掃除の効果がどれほどあるのか、実験を行ったものがあるので見ていきたいと思います。
浴室の壁面を、水をたっぷり含んだ綿棒で拭き取った結果、一度の拭き取りで15%カビを捕集できました。一方、綿棒を濡らしてから乾いたティッシュで水分をよく吸い取ってから同様に拭き取りを行いました。その結果、水分を吸い取ってから拭き取りをした方は50%のカビの胞子を採集できました。このことから拭き取りをする際は、水分をよく絞ってから行うのが効果的と言えます。
もう一つカビ予防として効果的なのは乾拭きです。窓ガラスが毎日結露しても、毎日乾拭きする場合にはしない場合と比べ、カビ数が約30分の1に抑えることができます。そして、結露頻度が高いほど乾拭きの効果も大きいことが明らかとなっています。なお、この乾拭き掃除の効果はカビの除去ではなく、その原因である水分を除去したことによるものです。そのため、結露しやすい窓ガラスはこまめに乾拭きするように心がけましょう。

【やってはいけない!カビの非常識】

カビの非常識
防カビ剤を使用すれば安心?! ▶▶▶効果は限定的
住宅の内装や家庭用機器のほとんどに防カビ剤が使われています。しかし防カビ剤が十分な効果を発揮することは少なく、防カビ剤が添加してある壁紙さえ四六時中濡れた状態なら、わずか2か月しか効果が持続しません。他にもエアコンのフィルターならひと夏程度、浴室や洗濯機などの水まわりでは防カビ剤を使用した場合もその効果は知られています。そのため防カビ剤の効かない水まわりは、こまめな拭き掃除がカビ汚染を抑える最後の砦なのです。

意外なカビの生息場所
最後にカビに関するちょっとした豆知識をお伝えしたいと思います。カビが発生する場所といえば水まわりなどが真っ先に思い浮かぶと思いますが、実は意外なところにも生えることがあります。驚くことに、私たちの身のまわりに新たに登場したスマートフォンに、カビが多く生えていることがわかりました。手垢などの汚れや落とした際の衝撃から本体を守るために、スマートフォンにカバーをつけて使っている方が多いと思いますが、このカバーと本体の間に汗や水分が溜まってカビがしばしば繁殖しているのです。また今日では浴室にスマートフォンを持ち込むといったケースもみられ、このような生活習慣がスマホカバーのカビ汚染を助長しているとされます。スマートフォンは毎日使うものなので、こまめに掃除することをおすすめします。

【最後に】

いかがでしたでしょうか。カビも普段の汚れと同様に少し油断をすると、なかなかやっかいな汚れです。カビにとっては発生しやすい時期になってくるので、気をつけていきたいですね。今回はカビの基本的な常識についてご紹介しましたが、まだまだ皆さんにお伝えしたいカビの知識があるので、また後編をお楽しみにしていてください!

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