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IBS通信 (平成21年 1月号)

 

 IBSの理念=『技術と真心』できれいな環境を創ること

昨年のテーマ=『仕事に誇り(プライド)をもって挑もう』

今年のテーマ=『記録より記憶に残る仕事を』

 

≪昨年の干支は・・・変化の年回り?≫

 

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
昨年の今頃を思い出してみてください。誰が昨年末のような大不況、そして『変』(チェンジ)を予想したでしょうか・・・?私自身も予想はもちろんできませんでしたが、でもそのヒントはなるほど昨年の干支にあらわれていた・・・ような気がします。
平成20年は干支でいう【戌・子】(つちのえ・ね)の年でありました。昨年の社内報(1月号)でも紹介した通り、【戌】は茂であり、「草木が繁栄して盛大になった姿」を表す一方、「形が変わる」「葉で風通しや日当たりが悪くなる」という意味があるという話をしました。草木は生い茂れば茂るほど葉に虫が付いたり、梢枯れや根上がりして樹が痛んだり、悪くすると枯れたりといいますが、確かに金融・不動産バブルから始まった不景気、金融経済という大きな葉が生い茂り、その葉が大きすぎて見えなかった実経済下では、金融機関から借りないと買えない不動産や車などの製造業が一先にダメージを受け、さらにその下で働く労働者、特に派遣や非正規労働者、といった根の部分まで傷んできている状況です。ある意味、日本国が推し進めてきた政策にどこか無理が生じてしまったのかもしれません。
その一方【子】(ね)は十二支の始め、種子(たね)を表す年です。種子はほんの指先にも満たない大きさしかありませんが、やがて大木になり、大輪の花を咲かせる要素が詰まっています。夢、希望、目標という「新しい生命が種子の内部から芽生える状態」、ふえる、はびこるという意味があるので動物を配するとき「ネズミ」が充てられるとも言われております。ということで【戌・子】の昨年は、確かに変化の年だったのでしょうが、私なりの解釈は、ひとつの時代が終わり、また新たな時代・生命の誕生という『生まれ変わり』の年まわりだったのではないか、と思います。

 

【今年の干支は・・・】


さて、今年平成21年の干支は【己・丑】(つちのと・うし)であります。
60通りある干支のなかで【己丑】は26番目にあたります。
【己】は万物を育む田畑の土や、植物が生い茂って形が整然としている状態(剪定)を意味すると言われております。また【己】は古文によると糸筋を整える・紊乱を紀律するという意味で、「紀」と同じく「己を正す」ことを意味する文字と言われております。 
【丑】は、は十二支では動物として牛が当てられていますが、説文上右の手を伸ばした形で、今まで曲がっていたものを伸ばすという意味があるそうです。「丑」に「糸」偏を付けると「紐(ひも)」という字になるように、始める・結ぶ・つかむ、という意味です。古来より紐という字は、ある事柄が終わって新しい事が始まる「転機」や「転換」、二つのものが合わさる「境目」を表すといわれているそうです。また【丑】には、芽が出かかっているが、まだ曲がっていて地上に出ていない状態、種子から紐が出た状態、つまり「根」を意味しているともいわれております。

ということで、【己丑】(つちのと・うし)の年は、物の見方、価値観念が変わり、今までとは全く異なる仕組みが誕生する、年まわりなのではないでしょうか。
過去の己丑年を振り返っても、なるほど転換や萌芽の兆しとなった出来事が見てとれます。己と丑が重なるのは60年に一度ですから、明治以後は1889年(明治22年)と1949年(昭和24年)の2回です。「明治己丑」1889年(明治22年)には、明治維新による大規模な革命から「日本国憲法」が成立され、日本は統治国家としてスタートしました。
「昭和己丑」1949年(昭和24年)の年は、戦後の復興経済がアメリカによる支援と国内補助金による事から竹馬経済と呼ばれ、その不安定さが竹馬に例えられました。その他、湯川博士の日本人初のノーベル賞受賞、女性の地位・自覚を高める運動として第1回婦人週間がはじまり、国際では北大西洋条約(NATO)が調印、アイルランド共和国、ドイツ連邦共和国、ドイツ民主共和国、中華人民共和国、ベトナム国、インドネシア共和国等が成立しております。

 

【今年のIBSの向かうべき道は・・・】
丑年生まれの人は、根気があって我慢強く、一つの事をコツコツと行う地道な気質を持ち合わせているといわれております。時間と共に腕に磨きをかけてその道を極めるタイプが多いそうです。表面上はおとなしく見えますが、内面には強さを秘めていますので一度火がつくと誰にも止めることが出来ないくらいの勢いがあるのもこの年の特徴であるそうです。
この気質こそ今のIBSに必要なことではないかと、つまり丑年の今年に我々が推し進むべきテーマではないかなと思いました。一昨年来より、安心と安全、そしてプライドを持って仕事にと伝えてきましたが、今年も干支の意を真摯に受け止め、紊乱を 紀律し筋道を正し、さらに飛躍をするために新生IBSを見だすきっかけとなる年になって欲しいと思います。


昨今の政治・経済・社会と何れも不安要素が一杯ですが、地道にコツコツと「 きれいな環境つくり」

という信念のもと、無理に背伸びをせず、いわゆる「根」を張る年にしたいと思います。

 

「根」

の役目は言うまでもなく、土の中の栄養を吸収し幹に力を与え、本体を支えるという重要な仕事であります。

「根」は前に出て引っ張る力ではなく、後ろから支える力、足元を固める力です。

「根」は土の中にあって目には見えませんが、小さな種子がやがて大木になったり、花を咲かせたりできるように地道な基礎固めをして芯を支えてくれるのです。
仕事の上でも、例えすぐに目に見える結果が出せなかったとしても、地道に努力すれば必ず後に大きな実りを得ることになると信じております。

枝が伸びるには大きな根を張る、つまり多くの人の支えが必要です。

IBSの皆が皆を「感謝」できるような年にしていきたい、そして力をあわせて『きれいな環境を創る』という目標に向かって共に歩んでいく年にしていきたいと思います。


【今年のテーマは・・・ 】
・ 安全と安心をお客様に心がけてきた皆さんへ
・ 仕事に誇りプライドもって取り組んできた皆さんへ
・ この仕事を通じて社会貢献を感じている皆さんへ
・ この仕事を続けることに喜びを感じている皆さんへ 
・ プロとしての姿勢を身につけた皆さんへ
・ きれいにしようというホスピタリティの気持ちで仕事をしている皆さんへ
・ 一致団結して現場で取り組んでいる皆さんへ
・ この仕事を日々一生懸命励んでいる皆さんへ

過去色々なテーマを1年に1つ念頭に入れて取り組んできましたが、今年は『記録より記憶に残る仕事』をテーマに取り組んで行きたいと思います。
この業界そして当社も数字、データは確かに大事にしております。出勤した日数や時間、清掃した回数、作業の日報や報告書、業績などこれはすべて記録として残しているのも事実です。ただ今年は記録をつくること以上に、例えば作業を何時~何時までどこを実施しましたということ以上に、どれだけ普段からきれいさにこだわっているか、どのようにきれいさを維持しているか、その思いが相手にしっかり伝わっているか、誰のために役立っているのかを意識して仕事をしているか、などなど何でも良いので、1つそういう記憶に残る仕事、そういう取組み姿勢をもって皆さんにも仕事に取り組んでもらいたいと思っております。記録をおろそかにして良いと言っているのではありません。記録は、確かにその人やそれに携わった人たち=組織に対する普段からの努力の積み重ねを形にして表現するひとつの手段です。つまりサービスを提供する側(本人・当事者)の形です。その一方、記憶は何一つサービスを提供する側には形として残りませんが、逆にサービスを受けた側、つまり相手の印象として心に残ることでしょう。良いサービスほど相手の心に残りますが、いいかげんな対応やいいかげんな仕事は相手の印象には残りません。仮りに残るとしてもそれは悪い印象ということでしょう。

 

【記憶に残る仕事をするため その① *** 『真心』 = あいさつ・身だしなみ】
我々の仕事は人で始まり、人で終わる仕事ですので、まずは『おはよう』、『お疲れ様』、『よろしく』、『ありがとう』など普段何気なく交わしている言葉使いや表情、身だしなみや躾(しつけ)などから今一度、己を正してよい習慣、よい印象を心がけたいと思います。

【記憶に残る仕事をするため その② *** 『技術』 = 一人ひとりの能力の向上】
次により良いサービスを提供できる技術を一人ひとりが、1歩1歩コツコツと牛歩でも構わないので、昨日より今日、昨年より今年、よりよい技術の構築をできるよう、社内でも根を張って行きたいと、そんな誰かの記憶に残る仕事をしたいと思っています。

 

そのような地道な努力を怠れば、当然今年、来年と近い将来、「根腐れ」を起こし、良い仕事をしている人にまで幹まで倒れてしまう結果になりかねないのです。思いが相手に通じるようになれば、そして強い思いをもって仕事にチャレンジすれば、この不況の時代も乗り越えられる、明るい未来が待っていると信じております。

 

最後にIBSに関わっているすべての方に心より感謝申し上げます。