IBS通信(タイトルが入ります)

2018年2月号(2018年1月25日発行:第216号)

みなさまこんにちは。年が明けて早くも1カ月が経とうとしていますね。皆さんは今年1年の目標は立てていますか。新しい年となり、気持ち新たにいろいろとやりたいことや買いたいものなど思い浮かべて少しうきうきしますね。12月になった時に、皆さんの目標がかなっていると良いですね。

【においとは…】

先月号でご紹介したとおり、研究開発グループでは産学連携でにおいの研究をしています。
 においには嗅覚という「五感」の一つで感じることができます。この「五感」の中には、それぞれセンサーがあります。五感の内のセンサーを比較すると、触覚は6種類、視覚は3種類、味覚は5種類、聴覚は2種類、においを感じる嗅覚は400種類あるといわれています。嗅覚のように種類が多く情報量が多いと、体が認識して処理するまでの時間がかかります。そのため感じる速度がほかの感覚よりも遅くなってしまいます。また、種類が多いため人によって感じないものなど、差が起きます。
 においには順応・慣れがありほかのご家庭にお邪魔すると、自分の家とは違うにおいがして、自宅に戻ると特に感じないことが多くあると思います。これは自宅のにおいは普段生活しているので、鼻が慣れてしまっているからです。「自分だけなのかな」、「においに敏感なのかな」と思いがちですが、自然に起こる現象です。
 このようににおいといってもさまざまな観点からみることができ、これからも少しずつお伝えしていきます。

【モップの使い方】

2018年2月号(2018年1月25日発行:第216号) 

皆さんの現場でモップを使う事が多いかと思います。しかし今までモップを使ったことはあるが、詳しくモップの使い方を聞いたことがある方は多くないかと思います。水ぶきでささっと拭けばいいと思われがちですが、モップを使うことはとても大事な清掃の1つです。
 まずは、モップの持ち方です。片方の親指をモップの柄の先端をかぶせるようにして、もう片方はお腹あたりを握ってください。こうすることにより、均等に力が入り、モップを動かしやすくなります。このときに背筋が曲がらないように注意してください。汚れを取ろうと集中していると、いつの間にか姿勢が悪くなっているときがあります。うまく力が入らなかったり、腰を痛める原因となったりとできるだけ姿勢よく持ってください。
 次にモップの動かし方です。モップをかけながら、前進している方はいませんか。モップがけでは後退して進んでいきます。前進してしまうと自分自身がきれいにしたところを踏んでしまうので、せっかく汚れをとっても台無しになってしまいます。このとき周りに人がいないかどうかも確認をしてください。集中してしまうとどうしても忘れがちですが、お客様がいることに気が付かずぶつかってしまうと大変危険なため、常に気を付けて注意をしてください。また、モップの動かし方は縦ではなく横振りです。横振りだとゴミが残りにくく、疲れにくいです。壁際をモップ掛けするときは壁の巾木に当たらないように丁寧に行ってください。モップ部分の金具が当たってしまうと傷ついてしまう可能性もあります。
 雑巾と同じようにモップも同じ面を使用していると、黒く汚れてくるため、ある程度使用したら反対側の面も使用するようにしましょう。
 簡単にモップの使い方を紹介しましたが、モップの絞り方等また後日ご紹介します。

【洗剤の種類】

皆さんの現場でほとんどの人が洗剤を使用して、清掃を行ってもらっていますよね。洗剤には種類があるのをご存知ですか。
 洗剤は大きく分けて4つにわけることができます。
◆強アルカリ洗剤
 ・アルカリ洗剤→レンジフードの頑固な汚れを取る。カビ取り剤
 ・漂白剤→カビの除去、まな板漂白、除菌、消臭、ノロウイルスの殺菌にも効果あり。
現場によっては、ハイターを使用しているところもあります。このハイターはアルカリ性で塩素系漂白剤と言われています。これは酸性洗剤と混ぜるととても危険なため、注意をしてください。発注書に書かれているのは、「花王ハイター」というものです。
◆弱アルカリ洗剤
 ・安全性が高く、中性洗剤よりも洗浄力が高い。
 ・日常作業用、住居用洗剤として使われています。
現場だとカネヨンやハイフレッシュを使用しているところが多いです。発注書では「カネヨンクレンザー」と「ハイフレッシュ」と書かれています。ハイフレッシュは18L(缶)と4L(ポリ容器)とサイズも分かれているので、注意してください。
◆中性洗剤
 ・時間が経過した汚れには洗浄力がない
金属・塗装面・石材・プラスチック類・ゴム類・陶磁器など、ほとんどの素材に使用できる。
日常トイレ用、台所用洗剤として使用されています。多くの現場で使用されているナバックは中性洗剤です。
◆酸性洗剤
 ・即効性がないため、時間を置いて洗浄する
 ・タイルの目地・大理石・コンクリートには使用してはいけない。
定期用トイレ用洗剤として使用されています。塩素系漂白剤と混ぜると危険です。
 
 以上の4つでわけることができます。ご自宅でも使用している洗剤があるかと思いますが、仕事だけではなく皆さんのご自宅でも危険性のあるものには特に注意をして、用途に応じて使い分けをしてください。

【室内の環境を整えよう】

寒い時期になってくると、肌が乾燥したり喉が痛くなったりと嫌なことばかり起きますよね。乾燥するこの時期に、皆さんは対策をしていますか。
 空気の乾燥には、湿度が影響しています。地球にある大気は目に見えないですが、実は水分が含まれています。その大気の水分は、湿度により含まれている水分量に差異があり、気温が高くなるほど水分を多く含むことができ、反対に気温が低くなるほど水分を含む量が少なくなります。そのため、気温が低い冬の時期は多く水分を含むことができず、空気が乾燥してしまいます。
 湿度が低いことによって鼻・のど・口など呼吸器系の粘膜が乾燥して、結果カゼをひくなど体の防御機能が低下してしまいます。カゼやインフルエンザが流行しやすいのは、これが原因でもあります。
 また、健康な髪の水分量は約11~13%と言われています。乾燥すると、パサついて広がりやすくなってしまいます。肌も水分量が10%以下になると肌荒れやかゆみの原因となってしまいます。そこで乾燥を防ぐための方法を何点か紹介します。

1点目は、加湿器を使用することです。機械を使うことによって、湿度を上げるだけではなく管理もしてくれるため、大変便利です。
 2点目は、濡れたタオルなどを部屋内に干すことです。加湿器がいまご自宅にない場合、すぐに準備することは難しいですよね。濡れたタオルなら、どのご家庭でも用意ができ、簡単に素早くできることから、おすすめな方法です。
 3点目は、入浴後の浴室の扉を開けたままにすることです。入浴後は、浴室内が蒸気で満たされますよね。そのことを有効活用して、浴室の近くの部屋なら扉を開けただけで湿度を上げることができます。
 また、寒い季節によく食べる鍋も常に湯気が出ている状態なので効果的です。ご家庭によっては暖房で石油ストーブを使用していると、ストーブ上部にやかんを置いて沸騰させておくのも良いです。

1年のうちに湿度が低いのは、皆さんが乾燥していると感じるように、12月~2月です。このように普段何気なく生活しているだけだと、なかなか意識しづらいですが、普段使用している物だけでも簡単に湿度をあげることができます。体調を崩しやすいこの時期には、手洗いうがいなどの予防だけではなく、室内の環境を整えることも大事な予防になりますね。まだまだ寒い時期は続いて乾燥もしているので、お身体に気を付けてお過ごしください。

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