IBS通信(タイトルが入ります)

2013年7月号(第161号)

企業理念=技術と真心で『常に進化し「きれい」を追求する会社へ』
平成25年度テーマ=IBSの「まごころ」を育てよう

「自分も成長したかな」と思った瞬間はありますか?どんなときですか?

2013年7月号(第161号) 

皆さんは、これまでに「自分は成長したなあ!」と思った瞬間はありますか?
それはどんなときに成長を実感しましたか?

enジャパンが実施した、659名(年代問わず)のアンケートの調査によりますと、何と全体の97%の人たちが、
仕事を通じて自分自身を成長させたいと思っていることがわかりました。

さらに、「成長したい」という希望的観測だけではなく、「実際に成長している」と実感はありますか?という問いに対して、全体の77%の方が実感していると答えております。

これは非常に意識が高いと思いませんか?

(出典:en 転職コンサルタント




皆さんは、例えばここ最近1か月の間に、自分が成長したな・・・と実感した瞬間はありましたか?

アンケート結果のように「仕事をやり遂げた時」、「目標を立てて達成した時」、「自分が一生懸命やったことで、お客様に喜ばれた時」など、共感できますか?

これらは全て、自分自身が受け身ではなく、能動的に動いたときに感じたことではないでしょうか?

文章の前に【自分が】や【チーム(職場)が】という主語、英語でいう【I】や【We】という主語が入るとわかりやすいでしょう。

【誰か】がひとつの仕事をやり遂げても自分は成長しませんし、【誰か】に教えてもらって、それをただ指示通りやっていても(やらされていても)、自身で成長は感じられないでしょう。
他人事では、生きがいすらも感じないかもしれません。

でも、自分なりに悩み苦しんだ結果「あっ!これか!」と気付いたときや、自信はないけれどとりあえずやってみよう!と思って、自分で試行錯誤をして、やってみて、得たことは忘れないものです。
身に付き、自分の器が大きくなり、成長したといえるのではないかと思います。

【百聞は一見にしかず】ですね。

〜FC東京クラブ経営「人が育つクラブ」について〜

FC東京代表取締役・阿久根健司氏

「常勝するクラブであること」よりも「人が育つクラブであること」という、FC東京のビジョンが目に留まり、
「トップチームに常に選手を輩出する育成体制の確立」を第一に掲げてクラブ運営をしているFC東京・阿久根社長のオープンセミナーを先日聴講してきました。

FC東京阿久根社長も、この【成長】や【自発性】ということをとても大切にしています。
彼自身は、早実→早稲田大学→東京ガス(社会人)と野球一筋の人生だったのですが、
2010年11月、FC東京がサッカーJ1からJ2に降格が決まった2日後に、人事異動で社長へ就任したそうです。

当日のチーム状況は、J2に降格したにも係らず「チームの誰かがやってくれるだろう」という他力本願で、
「チームがJ2に落ちたのは運がなかった」というぬるさや甘さに加え、「自分はこんなはずはない、チームが悪い」という自己否定という、まさに受け身だらけ集団だったそうです。
(「チーム」を「会社」に置き換えると、どこかで聞いたことがあるフレーズではないでしょうか・・・)

彼曰く、「指導者(リーダー)」と言われる人たちは「選手や生徒にあれこれと教え込む」ことばかり考えずに、「彼らが自ら考えて実行するようにサポートする」ことも大切にするべきだと。

「教わる」「やらされる」よりも「考える」「自分でやる」こと、【自発性】の重要性について話をしていました。

でも、指導者は放っておくだけでは選手や生徒たちは「悩みはするけど、考えることができない」ので、決して「放任すればいい」というわけではないと。

ではどうしたらよいのか?
どうしたら成長や自発性が生まれるか?と我々に投げかけました。
そしてさらに、「考えるために必要なもの」って、なんだと思いますか?と。

その答えは「問い(問題)」だそうです。
人は「問い」がないと考えられない動物らしいのです。

確かドラッカーも、このことをよく言っていましたよね。
【私が大好きな「問い」に「顧客は誰か?」というものがある】と。
「こうしろ!ああしろ!」という「指示にあふれた場」ではなく、「こんな時はどうする?」という「問いにあふれた場」を作る。これが社員やメンバーを成長させるポイントではないかと。


そしてFC東京は、皆さんご存知の通り選手個々が成長し、みごとJ1に復帰した・・・という、事例で講演は終了しました。

実例があると、なるほどとなりますね。


講演後の話ですが、有名な実例として、現在インテルで活躍している長友佑都選手の話もありました。

彼は、明治大学入学後は腰を痛めたこともあって試合に出られず、スタンドで応援の太鼓をたたいていたそうです。
それが、FC東京との練習試合でFC東京関係者の目に留まり、特別指定選手としてFC東京に加わることになったと。
長友選手というと体幹トレーニングで有名ですが、実際にこれ以上ないくらいに激しいトレーニングをしていたそうです。
それも、やらされたのではなく、自主的に。

FC東京というのはそうした「人が育つ風土」が元々あったのでしょう。
だからJ2からすぐにJ1へ這い上がることができたのでしょう。

IBSもFC東京のような風土、「人が育つ会社」として、「自ら考える」「自分でやる」といった風土をさらに掘り下げて作っていきたいと思った次第です。

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