IBS通信(タイトルが入ります)

2013年3月号(第157号)

企業理念=技術と真心で『常に進化し「きれい」を追求する会社へ』
2012年からのテーマ=『共存共栄』自らの成長に責任を持つ=進化すること

読書本のご紹介

2013年3月号(第157号) 

我々の仕事である【清掃】【お掃除】【キレイにすること】が、最近社会的にも注目されつつあるのをご存知でしょうか。
我々と同じ職業の人たちの頑張り、仕事ぶり、働きぶりを紹介している本がありますので、もう既にお読みになった方もいると思いますが、未だの方は是非この機会にご一読をお勧めします。

企業の寿命・・・企業も少子高齢化?

長寿大国日本。
日本人の平均寿命は82.9歳と、今後もさらに平均年齢はのびていくことでしょう。
高齢化により働き方もさらにかわりつつあるのではないでしょうか。
と同じく、企業にも寿命があるそうです。

企業寿命は30年という説が以前話題になったこともありましたが、帝国データバンクの調べによると、企業の設立から倒産までの経過年数を企業寿命とすると、2001年の時点で約30年、2009年で約35年となっているそうです。
若干ですが長寿化、高齢化しているようです。平均ですので、もちろん古くは578年創業の金剛組(宮大工, 大阪府)、創業718年の法師(旅館, 石川県)なども平均値に含まれております。

一方、今現在日本にどれぐらいの企業が存在しているか、ご存知でしょうか。
総務省の企業統計調査によると、その数は約140万社弱だそうです。
ただ残念なことに平成8年頃をピークに日本の企業数も減少傾向にあるそうで、下記の表の通り、平成18年の段階にて150万強、今現在は140万社を切り、減少の一途をたどっているようです。
企業間のM&Aの影響もあるのでしょうか、企業においても日本の人口構成同様、少子高齢化の傾向にあるようです。
さらに、企業存続年数と存続率との関係を「企業存続率」というデータで表すと、企業存続率は、1年後で60%、3年後40%、5年後15%、10年後5%、30年後2%と、企業が存続するというのは、一概に低いとは言えませんが、5年以内に7社のうち6社が倒産という率をみる限り、企業の存続とは、決して簡単ではないというのもわかります。毎年新しい会社が起業し設立誕生する中で、それ以上の数の企業が倒産し淘汰されているということは、「企業の存続をかけて・・・」の競争が常にあるというのが現状でしょうか。

社会情勢も著しく変化し、ひとつの事業が利益を生み続けるスパンも短くなり、業歴30年以上の長寿企業でも、銀行の融資基準が変わり、固定資産を多く持っている老舗企業でも土地などを担保に融資を受けられなくなった昨今、企業はどのように、このご時世を生き抜いているのでしょうか。
成長を続ける、将来性のある企業の条件とはいったい何でしょうか?技術力、社会意識、トレンドやニーズへの対応、社会変化への応用など、分析する企業もあるほど、その条件は様々あるとは思いますが、私はIBSの24年度テーマにも掲げていた【「共存共栄」自らの成長に責任を持ち、進化すること】が全てではないかと思います。

つまり、自ら成長することに喜びを感じ、成長した姿を日頃からお世話になっているお客様や地域社会、支えあってきたスタッフに伝え、共に喜びを共感できることが、会社の規模関係なく、働く誰もの幸せであり、すなわち企業の幸せの瞬間ではないかと思います。
共存共栄の精神を忘れることなく、現状に満足することなく、進化し続けること、それがまた次の幸せの原動力ではないかと思います。是非この気持ちはテーマが変わっても、IBSで働く皆さんの心に留めていてほしいです。

アイ・ビー・エスでの今後の働き方

「仕事とは人格の延長である」とは、ピーター・ドラッカー氏の名言の1つですが、その言葉には、「自分はどんな仕事をしたいか、どんなことを果たして、どんなカタチで、人々の役に立ちたいか、まわりの人々に伝えていきたいか、そういうことを考えながら行動(仕事)することは、その人なりの人格を象徴することである」という意味ではないでしょう。

H25年度のテーマにもなりますが、IBSではこのような人柄や人格が「見えるカタチ」の仕事を進めていきたいと思います。
仮にそこまで考えないで、仕事を選んでいる人がいたとしたら、それは負のカタチですから、プラスのカタチにしなくてはなりません。
このプラス思考の姿勢は、パート、アルバイト、社員問わず、もちろん老若男女問わず、持ち続けていただきたいと思います。
自分の時間や労力、知識や技術などを使って、この会社で働く以上、仕事のために自分を磨くことを忘れず、そして自分のために仕事を磨くことも忘れずに、お互いにお互いの人格を仕事を通じて認め合える人間関係を形成していきたいと思います。
技術だけではなく、真心込めた仕事がさらにできる会社を目指しましょう。

① パートスタッフの採用について
IBSの働き方を理解した上で、今後も中高年のパートスタッフを増やしていく予定です。
「何歳まで働きたいですか?」という質問について、60歳、65歳、70歳までと、年々働きたい年齢も高齢化していきます。
IBSでは、「まだまだ元気に働ける」「働くことで毎日充実する」「なるべく長く社会と関わり、社会貢献することで生きがいを感じたい」もちろん、「年金受給開始年齢の引上げによる無収入期間を解消したい」など、モチベーションを維持しながら働きたい中高年者をこれからも応援していきたいと思います。
ただし、長年働いてきた企業を退職して、再就職としてIBSの現場スタッフとして働くにおいて、一番危惧しているのは、この「モチベーション=やる気、仕事への動機、価値観」の維持です。

今までの経験を活かしながら、「キレイ」を通じて社会に貢献できる環境をこれからも提供していきます。

② 新卒採用について
IBSでは、今後継続的に新卒の学生を採用していく予定です。
そしてこの4月には、初の新卒採用の社員が入社する予定です。
先ほど、企業の寿命について話をしてきましたが、世界には平均的寿命を超えて生き続ける企業が沢山あります。
そして当社も、今後さらに成長を持続する企業でありたいと願ったとき、優先順位の最初に、次世代を担う同じ意志を持った人財を育成することが急務ではないかと思い、そのために新卒採用に今回初めて踏み切った次第です。
「こんな人と一緒に仕事がしたい」と社員間で話し合ったときに出てきたキーワードは、やはり「キレイ好き」と「世話好き」でした。

「縁の下の力持ち的な仕事だけど、誰かの役に立ちたい」
そんな気持ちの人が集まる会社としてさらに上を目指しましょう。

パートの方、既存のアルバイトのスタッフ、そして新たに入社する社員、全員に共感してほしいことは、

お客様の気持ちまでキレイにしたい
目に見えないところまでキレイにしたい
【技術】と【真心】を持ってキレイにしたい
(技術がなければお客様に力を発揮できない、
真心を込めて仕事しなければ相手には伝わらないので)キレイを追求したい



そんな姿勢です。
目に見える商品ではなく目に見えないサービスですが、キレイにすることで、「ありがとう」と言われる仕事に誇りを持って、「ありがとう」と言える仕事をしましょう。決して一人で出来る仕事ではありません。

チームワークも必要です。
力を合わせて頑張れる人、チームの仲間と一緒に仕事がしたい、自分も成長したい、そんな気持ちを持った人が集まる会社を目指しましょう。
お掃除をする会社、清掃会社は世の中にはたくさんあるかもしれませんが、人の気持ちまでキレイにする会社はそう多くないと思います。
少しでもキレイな環境を望んでいる人はこの地球上たくさんいます。
衛生的な環境を創る仕事は、限りなく広がっています。
この無限の可能性に向かって、IBSの出来ることを1つ1つ「キレイにすることって良いこと」と伝えていきましょう。

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