IBS通信(タイトルが入ります)

2012年2・3月合併号(第145号)

企業理念=技術と真心で『常に進化し「きれい」を追求する会社へ』
今年のテーマ=『共存共栄』自らの成長に責任を持つ=進化すること

共存共栄の起源は…?「無財の七施」

先日社内のアルバイト研修の中で「あなたが思う、イメージする、【共存共栄】とは?」と問いかけたところ
「一緒に生きてゆくこと」
「共に歩み、わかり合うこと」
「自分の意見を言い合えること」
「困っていたら、助け合うこと」
「互いに認めあい、支えあうこと」
「1つの目標に向かっていくこと」
「共に成長し発展すること、全体で成功すること」
「仲間として認めること、そして更に互いに切磋琢磨すること」
「技術的、知識的のみならず、互いに人として精神的に成長すること」
などの意見がでました。
どの意見も間違えなどはなく、とても素晴らしい心構えだと感心しました。スタッフ全員がこの気持ちを忘れずに日々仕事に臨むことができたなら、きっと働く皆さんにも幸せが訪れると、確信しました。
つまり、共存共栄とは、決して独りでは達成できないものであり、職場の同僚、友人・仲間、取引先や自分の会社など、相手(同志)が在って、相手を思いやってはじめて成り立つものではないでしょうか。その共存共栄の第1歩である、思いやりの心をもって「相手」を理解すること、認めること、違いを受け入れることは、実は簡単そうで、頭でわかっていても、なかなか実現するのは非常に難しいことではないかと、私自身も日々痛感しております。
いつも指針の参考にしているある経営者のブログの中に、この難問を解くヒントがありましたので、皆さまにも紹介したいと思います。
それは「無財の七施(しちせ)」のお話です。皆さんは「無財の七施(しちせ)」をご存知ですか? 宗教の話をするつもりはありませんが、古来より日本には素晴らしい伝統、歴史、文化、そして教えがあるとこの七施から感じました。もしかしたら現世は、お金を手にし、物に囲まれれば囲まれるほど、こうした人間本来の感覚を失っていくのかもしれません。お金がなくとも、物がなくとも、幸せになれる方法が、この七施から知りました。今日からできる7つの行動、こんな7つの思いやりの心を持って普段から生活できれば、自分の心も相手の心ももっと豊かに、共存共栄への道へつながるのではないかと思います。
私も今日できることから1つ1つ実践してみたいと思います。
(以下、「仏教」サイトより)

仏教の教え「無財の七施」(前篇)
仏教で親切のことを布施といいます。布施とはお金や物を与えることですが、お釈迦様はお金や物がない人にもできる布施行を伝えておられます。それが「無財の七施」です。幸せになるには幸せのタネをまきましょう。
1.眼施(げんせ)……温かい眼差しで接すること
やさしい温かい眼ざしで周囲の人々の心を明るくするように勤めることです。
「眼は口よりも物を言う」とか「眼は心の鏡」とも言われますように、人間の眼ぐらい複雑な色合いを写し出すものはありません。その眼にたたえられた和やかな光は、どんなにか人々を励ますことでしょうか。落ち込んでいるときなどは優しい眼ざしに見つめられるととっても元気になります。相手によってはどんな言葉をかけていいか分からない時もあります。見つめてあげる相手がいない時は鏡に映った自分に対してでもいいですし草花や道にいるネコでもいいでしょう。優しい眼差を心がけると不思議なことに自分のこころも落ち着いてきます。布施は施された相手だけでなく施した自分にかえってくるのですから。
2.和顔悦色施(わげんえっしょくせ)……明るい笑顔、優しい微笑をたたえた笑顔で人に接すること
心からの笑顔にまさる美しさはありません。純粋無垢な笑顔に接する時、人は一瞬人生の苦労を忘れ、生き甲斐さえ感じます。笑顔はまわりを和ませ、トゲトゲしい対人関係をスムーズにします。自分が苦しい時、辛い時さびしい時、笑顔をするのは苦しいことです。無理して笑う、これもつかれることです。ですが、自分がさびしい時、苦しい時はまわりの人の中にも同じようなつらい思いをしている人がいるはずです。だから、思い切って、精一杯の笑顔をプレゼントしてあげましょう。あなたの思いやりの心と勇気に生きる力をもらった人はきっとあなたに感謝の言葉や感謝の眼ざしで返してくれるでしょう。それがあなたを支えてくれる力になるのです。
3.言辞施(ごんじせ)……心からの優しい言葉をかけていくこと
みなさん、振り返って今でも覚えているうれしかったことって何でしょう、悲しかったことって何でしょう。大好きな彼(女)から、尊敬する先生から、両親から、あの時あんなことを言ってもらった、あんなひどいことをいわれてしまった、ということではないでしょうか?
お小遣いもらった、何かを買ってもらった、それもありがたいですが、言葉のプレゼントは相手の心にふかく届き、はげまし勇気づけることができます。励ましたい相手、よろこばせたい相手の前で、そっと心を落ち着けてその人が何を分かってほしいか、のぞんでいるか、耳をそばだててみましょう。自分のいいたいことや自分の聞いてほしいことでなくて、ちょうど、自分が鏡のようになって相手の心を自分に映してみましょう。
「つらかったね」「ずっと我慢していたんだね」「さびしかったんだね」「ほんとに努力したんだね」「とっても優しいんだね」
悲しみや苦しみ喜びをなるべく共感して心をこめて言ってあげましょう。心からの優しい言葉は、何億円だしても与えられない生きる力や勇気を与えます。優しいの「優」という字は「人」によりそって「憂う」と書きますから、相手の悲しみを一緒になって悲しむこころ、思いやりの心で接することが布施の心です。注意をしなければならないのは、言殺(ごさつ)といって、言葉で人を殺すこともできます。不用意に言った言葉に深く傷つけられたり、傷つけた人もあるでしょう。身体の傷は治っても、一生消えない心の傷もあるのです。そんな心の傷に苦しむ人は、同じ心の傷をもつ人に、思いやりの心をもって、自分があの時いってほしかったこと、励ましてほしかったことを、勇気を出して言ってあげましょう。それはそのまま、あなたに返ってきます。形あるもの・お金や財産を施すことも尊いですが、大切なものは目に見えないもの、無形の財産を施せる人に。

放射能に関する正しい知識…①

2012年2・3月合併号(第145号) 

放射線の生体に与える影響や除染方法など、正しい放射能知識や除染技術をシリーズでお伝えします。

(出典:「原子力・エネルギー」図面集、電気事業連合会より)


Q)放射能、放射線、放射性物質とは?
電灯に例えると、「放射線」は懐中電灯の光
「放射能」は懐中電灯の光を出す能力のこと
そして懐中電灯は「放射性物質」
ということになります。

Q)ベクレルとシーベルトの違いは?
放射線の単位には、2つあります。放射能を
出すほうに注目した単位ベクレル(Bq)と
受けたほうに注目した単位シーベルト(Sv)
「ベクレル」(Bq)とは、
放射線を放射性物質が壊れることによって
放出されますが、ベクレルは1秒間に
放射性物質が壊れる(崩壊)数を表します。
「シーベルト」(Sv)は、人体への影響を
表す単位です。
放射線を受けることを「被ばく」といい、受けた放射線の量を「線量」もしくは、「被ばく線量」といいます。

2012年2・3月合併号(第145号) 

Q)放射線にはどんな種類があるのか?
放射線とは、科学的にいうと、高いエネルギーをもち高速で飛ぶ粒子(線)と高いエネルギーをもつ短い波長の電磁波の総称。主な粒子線の種類は、アルファ(α)線、ベータ(β)線、中性子線主な電磁波は、ガンマ(γ)線、X線です。放射線はものを突き抜ける能力を持っていますがこれを止めることもできます。

◆アルファ線放射線の中でも重い粒子で空気中では数㎝しか飛ぶことができず、紙1枚でさえぎることができます。除染作業ではほとんど存在しません。
◆ベータ線ベータ線も透過力は弱く、アルミ板などの薄金属板で止めることができますので、通常は空気や保護衣などにほとんど吸収されます。
◆ガンマ線・X線電磁波なので透過力は強いほうですが、鉛や厚い鉄板で止ります。除染作業での主要な放射線となっています。
◆中性子線中性子線は鉛も突き抜けてしまいますが、水やコンクリートで止ります。除染作業ではほとんど存在しません。

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